マンションを買ったら知っておきたいこと

マンションの管理は、管理会社や売主（分譲会社）あるいは管理人が行うものと思われがちですが、実際は区分所有者全員で構成される管理組合が主体となって行います。それは何故か。

管理規約や使用細則、その他の細則。その内容をしっかりと理解されていますか？また管理組合は、適時に見直しを行っているでしょうか？新築分譲当時のまま10年も20年も改定していない、という状態になっていないでしょうか。

分譲マンションである建物（区分所有建物）は、専有部分と共用部分から成っており、それ以外の部分はありません。数式に例えると次のようになります。

区分所有建物＝専有部分＋共用部分
共用部分には数種あり、この共用部分はそのうちのひとつです。

個々のマンションによって事情が異なるため一概には言えませんが、多くの分譲マンションでは、自身が住むマンション（の管理）について無関心な組合員が存在していると言われます。

役員が行っている活動（理事会その他）について、特に意見をすることもなく静観している組合員。反応がないので無関心とも捉えられますが、彼らは本当に無関心なのでしょうか。

管理費等の入金状況は、管理組合が毎月チェックしなければなりません。

管理会社に管理業務を委託している場合、会計報告書が毎月提出されることが一般的ですが、自主管理の場合では管理組合が自ら会計帳簿を日々記帳し、貸借対照表の「未収金」の内訳（滞納者）を確認します。

マンション管理という言葉は、あまり馴染みのない言葉かも知れません。よく分からないまま、管理は自分達で行いなさいと言われます。困りますね。

管理組合の健全な運営には「主体性」「専門性」「公平性」「継続性」、これら4つの要素が必要不可欠です。